

標準報酬月額(年間平均)の3年連続減に加え、標準賞与(年間合計)の4年連続減等により令和2年度の収入は、昨年比9,155万円減少しました。
支出では、医療給付費がコロナ禍での受診控え等により昨年比9,790万円減少したものの、国庫への納付金は昨年比1億8,798万円増となり、収入内訳から前年度繰越金および繰入金を除くと「収入<支出」になり、経常収支では赤字決算となりました。令和3年度に医療給付費が増えると、ますます、健保財政は厳しい状況が見込まれます。
【令和2年度】一般勘定 |
収入合計 |
38億1704万3千円 |
支出合計 |
37億3539万9千円 |
収支差引 |
8164万4千円 |
経常収支 |
▲3億8437万9千円 |
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【令和元年度】一般勘定 |
収入合計 |
39億859万6千円 |
支出合計 |
36億6673万8千円 |
収支差引 |
2億4185万8千円 |
経常収支 |
▲2億2280万9千円 |
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*経常収支・・・財政調整事業のための収入支出などを除いた単年度の収支


介護納付金は令和2年から総報酬割となり増額が見込まれていました。これに対すべく令和2年度の介護保険料を14%から16%に引き上げ、保険料増を見込んだ結果、昨年比4,278万円の増加、収支差は919万円の黒字となりました。
令和3年度以後も総報酬割であり、保険料率を調整し収支バランスを取る必要があります。
【令和2年度】介護勘定 |
収入合計 |
4億8739万8千円 |
支出合計 |
4億7820万4千円 |
収支差引 |
919万4千円 |
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【令和元年度】介護勘定 |
収入合計 |
4億4461万8千円 |
支出合計 |
3億9696万1千円 |
収支差引 |
4765万7千円 |
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