2022年度
収入支出予算の概要と保健事業計画
2022年度 収入支出予算の概要
2022年度予算が承認されましたので、その概要をお知らせいたします。
一般勘定
2022年度予算において総支出のうち納付金と保険給付費の割合は、それぞれ50%、38%と支出の大半を占めます。納付金額は、2022年度の後期高齢者支援金が前年比78,000千円減となったものの、保険給付費の増が見込まれます。
また、収入においては、国庫補助金や財政調整事業交付金の増額は見込めないことから、保険料率を8.8%と昨年度より0.2%アップし前年度の収支差の全額109,356千円を繰越金とすることで、当年度の健保財政の安定化を図ります。
なお、保険料の大幅なアップを避け、かつ収入不足を補うために2021年度予算で一時的に別途積立金286,506千円を取り崩していますので、本年度末の収支差額で余剰金が出た場合、別途積立金への戻し入れを見込んでいます。
介護勘定
2022年度の介護納付金見込み額は452,000千万円で、この額面を賄うための保険料率を算出した結果、昨年度より0.2%ダウンの1.6%となりました。
2022年度 保健事業計画
事業名 | 実施内容 | |
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特定健康診査事業 | 従業員特定健診 | 事業主の定期健康診断に合わせて実施(35歳以上対象) 腹囲、LDL-C他、特定健診項目の実施 |
任継・被扶養者特定健診 | イーウェル社に業務委託して実施 被扶養者受診率向上のため、対象者に受診履歴をもとに案内を工夫 |
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特定健診業務委託 | 事業主スタッフに依頼して実施 | |
特定保健指導事業 | 特定保健指導 (被保険者・被扶養者) |
被保険者は株式会社メディヴァに委託 被扶養者はセイコーエプソン株式会社に委託 オンラインによる遠隔面談を実施 |
保健指導宣伝事業 | 育児指導冊子の配布 | 「赤ちゃんと!」を育児休職者(被扶養者含む)に1年間配布 |
けんぽだよりの発行 | KENPOS上で5月上旬、10月上旬に掲載 | |
メンタルヘルス相談 | EAP(ヒューマン・フロンティア株式会社) 任意継続保険者に、リーフレットと携帯カードを配布 |
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リーフレット、啓蒙冊子配布 | 議員ハンドブックを健保組合会議員へ配布 | |
健康管理事業推進委員会 | 産業医、医療スタッフを中心に年1回委員会を開催(11月) | |
ヘルスアップポイント制度 | 健康増進項目に対してポイント付与、ポイント付与改定(被扶養者の特定健診、健康ウォーク等) | |
データ分析(健診、レセプト) | データ分析による現状と保健事業の効果検証、重症化予防対策(対象者継続モニタリング) | |
プレゼンティーズムの損失改善 | 健康意識向上のための健康年齢配付(社員) 肩こり腰痛対策サービス |
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疾病予防事業 | 成人病・がん・婦人科健診・脳ドック (被保険者) |
・成人病健診(35歳以上) ・成人病健診二次検査の実施 ・婦人科検診(全年齢) ・脳ドック(45歳以上、希望制)の補助 45・50・55・60歳の補助費3万円 45歳以上で、45・50・55・60歳以外は補助費1万円 |
成人病・がん・婦人科健診 (被扶養者・任意継続被保険者) |
イーウェル社が提携する医療機関で受診 もしくはパート先での健診で項目不足時の追加検査補助 |
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歯科健診 | 被保険者対象でデンタルIQチェック、ネットワーク検診を実施 | |
禁煙補助 | 外来禁煙補助、事業所における特定保健指導に該当する喫煙者向け禁煙補助剤の処方化に対する補助、オンライン禁煙プログラムの補助 | |
インフルエンザ予防接種 | (被保険者・被扶養者共)外部医療機関で接種・1回3,000円まで補助 | |
重症化予防対策 | 事業主との連携を重視し、生活習慣病対象者ゼロ対策での推進 症例(糖尿病・循環器系)で該当者を抽出し、保健指導や受診勧奨を実施 |
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体育奨励事業 | 健康ウォーク | イベント期間(9月~11月)と年間(9月〜翌年8月)を通した参画推進 |
契約保養所事業 | WELBOX宿泊施設利用 | WELBOXで提携している宿泊施設の利用 |