2021年度
収入支出決算

一般勘定

経常収支は5年連続赤字

標準報酬月額(年間平均)の4年連続減に加え、標準賞与額(年間合計)の5年連続減等、保険料の計算の基となる数値の悪化が続いています。
2021年度は、保険料率を0.3%引き上げ、また別途積立金からの繰入も行いましたが、収入合計は予算比5,414万円の減収となりました。また、支出では、医療給付費がコロナ禍での受診控えの緩和等により昨年比4,594万円増となったことに加え、国庫への納付金は昨年比6,327万円増となるなど、支出合計は昨年比11,200万円増となりました。
この結果、収入内訳から前年度繰越金および繰入金を除くと「収入<支出」になり、経常収支では昨年に続き赤字決算となりました。2022年度は2021年度に続き保険料率を0.2%引き上げましたが、医療給付費、納付金のさらなる増加により、健保財政は当面厳しい状況が続くことが見込まれます。
厳しい財政の中、加入者の健康維持や生活習慣改善の支援として、健保では各種保健事業を展開しています。加入者自身の自己管理意識の向上も含め活動を行っていますので、加入者の皆様は日々の健康増進、将来の疾病予防のために、積極的に保健事業にご参加ください。

一般勘定
収入合計 38億9698万2千円
支出合計 38億4739万4千円
収支差引 4958万8千円
経常収支 ▲4億1589万7千円

*経常収支・・・財政調整事業のための収入支出などを除いた単年度の収支

介護勘定

納付額は前年比7.8%増

介護納付金は2020年度から総報酬割となりました。2021年度の納付金総額は前年比3,721万円増となり、これに対応すべく2021年度の介護保険料率は1.8%引き上げ(前年比0.2%)て保険料増を見込んだ結果、決算収支差は308万円の黒字となりました。今後も介護納付金の額を賄うだけの収入が得られるよう保険料率を調整し収支のバランスを図っていきます。

介護勘定
収入合計 5億1861万1千円
支出合計 5億1553万6千円
収支差引 307万5千円

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